座禅会 西郷さんの生き方

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11月に入り、紅葉の季節となりました。

観音寺のドウダンツツジの紅葉も見頃となっております。

さて、本日は第2土曜日で、恒例の坐禅会が開かれました。

初参加の方、8名を含め、21名のご参加をいただきました。

25分の座禅を2セットして、茶話会。

このたびも、やまだ屋さんから座禅会の皆様に施菓をいただきました。

いつもありがとうございます!

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茶話会の話は、西郷隆盛の話。

西郷隆盛は、江戸幕末、薩摩藩の藩士で、明治維新の立役者となった人です。

その西郷さんがまだ若い頃、17歳から28歳まで、禅の修行をされていました。

薩摩藩の藩主、島津公の菩提寺である福昌寺の無三和尚の所へ毎日、禅の修行に通っておりました。

西郷さんは無三和尚の厳しい指導もあり、禅の心、自分の内なる「本来の自分」というものにはっきり気づきました。

その西郷さんは明治政府で陸軍大将という栄誉ある地位を任されましたが、以前と変わらず質素な生活。

庭の狭い長屋住まいで、右大臣の岩倉具視が訪ねてきた時、岩倉は驚きあきれて、

「陸軍大将の地位にいらっしゃるのですから、もっと広い屋敷に住まれてはいかがですか。」と言われます。

しかし、西郷さんは、「皆が家が小さい、庭が狭いと言われるが、自分の生家に比べれば立派すぎるくらいです。陸軍大将になったからと言って広い屋敷に住まねばならないということはないでしょう。」と言いました。

物や金、名誉にもこだわらない西郷さん、またある時、陸軍大将の軍服を着て、若い士官たちと坂道を登っていた時、汗水流して荷車を引いている人に出会いました。

西郷さんは、「どれ、俺どんが後ろから押してやろう」と言って荷車を押し出しますと、慌てて士官たちが、

「陸軍大将の軍服を着て荷車を押すのは、似合いません。どうかおやめ下さい。」と止めようとしました。

すると、西郷さんは、「馬鹿者、それだからお前たちはつまらんたい。俺は、いつでも人を相手に仕事はせん。天を相手に仕事をする。人が見ていようが、笑っていようが、そんなことはかまやせん。ただよいことをすればよいのじゃ。」 そう言って荷車を押し続けたそうです。人の評価にもとらわれない西郷さんでした。

そんな西郷さんにぴったりのの言葉に、「無事是貴人(ぶじこれきにん)」という禅語があります。

無事(外に求める事がない)人が、貴人(貴い人、仏さん)である。

私達は、周りのもの、物や名誉や人の目・評価についとらわれてしまいますが、それでは私達の心の自由が奪われます。

そんな外に求める想いが出てきた時は、本日の座禅の呼吸のように、その想いを大きくはき出して下さい。

そして、自分は今の生活で十分だ、よい事は気にせずにしていく、西郷さんのように、とらわれることのない心が自由になった生活をしてまいりたいものですね。

このようなお話をいたしました。

来月は12月、冷え込んでくると思います。防寒対策をなさって、また座禅会へお越し下さい!

 

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