座禅会 今を無心で過ごす毎日

Pocket

今年も11月を迎えまして、紅葉の季節となりました。

境内のドウダンツツジがきれいに紅葉しております。

さて、本日は、第2土曜日で、恒例の座禅会を開催いたしました。

今回は18名の方がご参加くださいました。

ご参加いただきましてありがとうございました!

25分の座禅を2セットした後、お話をさせていただきました。

本日のお話は、白隠禅師坐禅和讃と良寛さんの逸話についての話。

白隠禅師坐禅和讃にこういう文章がでてまいります。

「無相の相を相として 行くも帰るも 余所(よそ)ならず」

姿のない姿で、どこに行っても、その場所を我が家として主人公で生きている。

「無念の念を念として うたうも舞ふも 法(のり)の声」

無心の心で、何をしていても、仏の教えを表現して生きている。

白隠禅師は、自身が本来仏であると悟り、安心(あんじん)を得た人について、

老若男女、肩書、立場、色んな姿に変化する中、その時その場の自分を生ききる。

その時の心は、損得好き嫌いといった分別心のない無心の心である。

その無心の行いは、自然と人の心を動かすような行いになっている。

このように、表現しています。

そして、江戸時代の禅僧、良寛さんが茶席でされた親しみを感じる逸話もご紹介しました。

私も良寛さんの逸話を思わず笑みをこらえながらお話ししました。

その時その場の自分を無心で生きていく、そして周りの人が和やかな気持ちになっていく。

そんな毎日を過ごしていきたいですね。

このような話をいたしました。

お話の後、参加者の皆さんには、お茶とお菓子をお持ち帰りいただきました。

来月からは、ストーブを入れまして開催いたします。

上着やひざ掛けなどをご用意して、ご参加いただいて大丈夫です。

来月の座禅会も是非ご参加ください!

Pocket

コメントを残す

CAPTCHA


このページの先頭へ