座禅会 考えすぎず無心に

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3月に入りまして、日中暖かくなり、春めいてまいりました。

境内にある早咲きの桜、河津桜はもう満開を過ぎております。

さて、本日は、第2土曜日恒例の座禅会を開催いたしました。

昨年12月以来、3か月ぶりの現地での開催となりました。

久しぶりの現地開催でしたが、10名の方がご参加くださいました。

ご参加いただきまして、ありがとうございました。

今回も、ソーシャルディスタンスを確保し、マスクを着用していただきました。

お経のほうも、参加者の皆様には黙読していただき、私はマイクで唱えさせていただきました。

そして、25分の座禅を2セットした後、マイクで、お話をさせていただきました。

本日のお話は、座禅会でいつもお唱えする、般若心経についてのお話。

般若経典の教えを凝縮した、般若心経は、仏教の専門用語が沢山出てくるお経です。

色受想行識、眼耳鼻舌身意、色声香味触法、眼界~意識界など。

お釈迦様が相手に応じて日常語を使って説かれた仏教を弟子たちは論理的分析を細かく行っていきました。

しかし、その分析をした上で、そこに留まっていてはいけないと般若心経は説いているように思えます。

五感を通じて刺激を受け色々な煩悩が湧き出てくる私達も皆、お釈迦様と同じ安らかな心になれると。

それは、心に何もない、妨げとなるものがない大きな心、禅の言葉でいえば無心の心がお釈迦様の心。

お仕事など日常生活でも分析していくことも大事ですが、考えすぎることも私達を苦しめる煩悩ともなります。

考えすぎてそれが妄想とならないように、何事も無心になって日々過ごしていきたいですね。

このようなお話をいたしました。

境内の河津桜は満開を過ぎましたが、他の品種も開花しました。

本堂前の陽光桜もだんだんと花開き、春本番を告げてくれそうです。

また、来月の座禅会もどうぞよろしくお願いいたします!

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One Response to “座禅会 考えすぎず無心に”

  1. 安永達生 より:

    暖かくなりましたら また 参禅いたします。

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