座禅会 心の持ち方で変わる

9月に入りましたが、厳しい残暑が続いております。
秋の花、芙蓉も開花しましたが、例年より遅い開花です。
暑さ寒さも彼岸までと言いますので、お彼岸にはたくさん咲いてくれると思います。
さて、本日は、第2土曜日で、恒例の座禅会を開催いたしました。
初参加の方、6名を含め、15名の方がご参加くださいました。
ご参加いただきましてありがとうございました!

25分の座禅を2セットした後、お話をさせていただきました。
本日のお話は、白隠禅師坐禅和讃の一節から。
「一座の功をなす人も積みし無量の罪ほろぶ」
一回の坐禅をした人も積み重ねてきた数えきれない罪がなくなってしまう。
このように白隠禅師が坐禅の功徳・効用を説かれています。
罪というのは、別の言い方では、私達の心の中の迷いとか苦しみとも言えるでしょう。
「悪趣何処に有りぬべき 浄土即ち遠からず」
地獄という迷いの世界はどこにあるだろうか 浄土の世界は遠くない。
白隠禅師は、地獄とか浄土の世界を死後の世界とだけ見てはいません。
この世は、その人の心の状態によって、地獄にも浄土にもなると言われています。
坐禅をして心が落ち着いてきますと、心がすっきりとしてきます。
自己中心的な見方だったものが変わってきて、心が穏やかになってまいります。
そうしますと、今ここにいる自分の場所が地獄から浄土の世界になったようなものです。
順境逆境と日々色々なことがありますが、呼吸をととのえて、心を落ち着けて過ごしていきましょう。
このような話をいたしました。
お話の後、参加者の皆さんには、お茶とお菓子をお持ち帰りいただきました。
来月は、長い残暑も終わって、秋らしい季節になっている頃でしょう。
来月の座禅会も是非ご参加ください!
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