座禅会 あたりまえをやっていく
9月に入り、朝晩涼しく感じられ、早くも秋を感じるようになりました。
境内には、秋の花である芙蓉が開花しております。
さて、本日は、第2土曜日で、恒例の座禅会を開催いたしました。
初参加の方、13名を含め、29名の方がご参加くださいました。
今月もたくさんの方がご参加くださいました。ありがとうございました。
今回も、ソーシャルディスタンスを確保し、マスクを着用していただきました。
お経のほうも、参加者の皆様には黙読していただき、私はマイクで唱えさせていただきました。
そして、25分の座禅を2セットした後、マイクで、お話をさせていただきました。
本日のお話は、趙州和尚の禅の指導の話。
中国、唐の時代の禅僧、趙州和尚のもとに新入りの修行僧が質問にきました。
修行僧「私は入門したばかりです。どうかご指示ください。」
趙州和尚「もう朝のお粥は食べ終わったかい。」
修行僧「はい。食べ終わりました。」
趙州和尚「では、その器を洗いなさい。」
この言葉で、修行僧は大きな気づきがあった、というお話です。
食事した後は食事した器を洗う、という当たり前のことを行っていく。
当たり前のことをそのまま行っていくことは簡単に思えますが、実際難しいものです。
目の前のやるべきことに集中して生きるというのが禅の教え、生き方です。
座禅の時に、姿勢を正し、呼吸に集中して、考え事に振り回されないように工夫しました。
その時のように、日常でも、今やるべきことに意識を集中して、頑張ってまいりましょう。
このような話をいたしました。
お話の後、参加者の皆さんには、お茶とお菓子をお持ち帰りいただきました。
来月の10月に入りますと一段と涼しく座禅しやすい季節となります。
来月の座禅会も、またお越しください!
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