座禅会 百花の咲く季節に
4月に入り、暖かい日が続いております。観音寺では遅咲きの桜が開花しております。
さて、本日は、第2土曜日恒例の座禅会を開催いたしました。
初参加の方、3名を含め、14名の方がご参加くださいました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
今回も、ソーシャルディスタンスを確保し、マスクを着用していただきました。
お経のほうも、参加者の皆様には黙読していただき、私はマイクで唱えさせていただきました。
そして、25分の座禅を2セットした後、マイクで、お話をさせていただきました。
本日のお話は、春の花にちなんで、「百花春至為誰開」の禅語のお話。
百花春至って誰が為にか開く。碧巌録という禅語録に出てくる禅語です。
春になると色とりどりの花が咲くけれども、誰のために咲くのだろうか。
花は誰かのために咲こうといったはからいもなく、無心に咲いています。
それでいて、自分の生を全うして次世代の種を残し、鳥や虫に蜜を与え、人を和まします。
それでは私達人間はどうだろうかと、禅の言葉は仏の道に導いてくれます。
色々な思いに煩わされる私達も無心になって生きれたら、充実した人生を全うできるでしょう。
私達一人一人が無心に生き、お互いが元気づけられ支えあえる生き方をしていきたいですね。
このような話をいたしました。
来月は新緑の季節です。
5月下旬に咲くヤマアジサイやオオヤマレンゲはどこまで開花しているでしょうか。
また、来月の座禅会もどうぞよろしくお願いいたします!
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