座禅会 お釈迦様の心
早いもので、今年も12月となりました。
境内の紅葉も終わり、サザンカや早咲きのツバキが咲いております。
秋の山(ツバキ)
さて、本日は、第2土曜日恒例の座禅会を開催いたしました。
初参加の方、5名を含め、17名の方がご参加くださいました。
ご参加いただきまして、ありがとうございました。
今回も、ソーシャルディスタンスを確保し、マスクを着用していただきました。
お経のほうも、参加者の皆様には黙読していただき、私はマイクで唱えさせていただきました。
そして、25分の座禅を2セットした後、マイクで、お話をさせていただきました。
本日のお話は、お釈迦様がお悟りを開かれた12月8日に因んだお話。
12月8日は、お釈迦様が菩提樹の下で坐禅を続けてお悟りを開かれた日です。
そこで、禅の修行道場では、お釈迦様と同じ道を歩もうと、12月1日から8日までの1週間、横になって眠ることなく、坐禅三昧の修行を毎年行っています。
お釈迦様は、お悟りを開かれて、ご自身の長年の苦しみを克服することができました。
お釈迦様は、「苦しみの直接の原因は渇愛とよばれる欲望であり、その渇愛の原因をさらに遡れば、無明とよばれる真理を知らない根本的煩悩に行き着く」ことを説かれました。
真理を知らず自分を中心に置いて考える心、無明の状態は、煩悩となり苦しみを生みます。
自分を中心として求める心、それがない時、自分が相手になり切って、その時その時を生きていく時には、相手に何かを求める欲もなく、怒ることもない、苦しみを生じない生き方になっていると思います。
私も日々実践していきたいと思います。
このような話をさせていただきました。
お話の後、参加者の皆さんには、お茶とお菓子をお持ち帰りいただきました。
来月もストーブを準備いたしますが、換気した状態で開催いたします。
防寒のための上着やブランケット(ひざかけ)など、ご準備ください。
来年も座禅会をよろしくお願いいたします!
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