座禅会 三昧と智慧
早いもので12月に入りました。今年1年あっという間に過ぎようとしております。
季節も冬となり、境内のドウダンツツジも、落葉し始めました。
さて、本日は、第2土曜日で、恒例の座禅会を開催いたしました。
今回は、初参加の5名の方を含め、15名の方がご参加くださいました。
お寒い中ご参加いただきまして、ありがとうございました!

25分の座禅を2セットした後、お話をさせていただきました。
本日のお話は、白隠禅師坐禅和讃の一節から。
「三昧無礙の空ひろく 四智円明の月さえん」
三昧とは、サマーディというインドの言葉をそのまま漢字に当てたものです。
集中した状態、つまり、今ここの自分に集中している状態のことを指します。
過去未来、人からの評価、人との比較、それらを離れ、今ここの自分がなすべき事に集中する。
そうすると、心に邪魔となるものが無くなって、雲一つない大空のような心になります。
そんな心の大空には、丸くて明るい月の光が冴えわたり、四智が出てくるといいます。
四智とは仏様の四つの智慧(大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)のこと。
大円鏡智とは、大きな円の鏡のような智慧。
曇りのない鏡がありのままを映し出すように、外の世界をありのままに見る智慧です。
平等性智とは、すべてを平等にみる智慧。
仏様は好きな人、嫌いな人がいません。自分にとっての都合を離れて平等に見る智慧です。
妙観察智とは、よく観察する智慧。
それぞれがどういう状況であるかをよく観察する智慧です。
成所作智とは、成(な)すべき所を作(な)す智慧。
状況を把握した上で、自分がなすべきことをなしていくことができる智慧です。
白隠禅師は、今ここの自分に集中すれば、仏様の智慧が出てくると言われています。
私達もその場その場の自分に集中していけば、状況に応じて、なすべきことを実行できます。
国政でも各大臣がその場の自分がなすべきことに集中し、国民のために頑張ってほしいですね。
このような話をいたしました。
お話の後、参加者の皆さんには、お茶とお菓子をお持ち帰りいただきました。
今年も皆様、色々なことがあったかと思います。
良かったこともあれば、つらかったこともあります。
全てが人生にとっての貴重な経験と思って、前向きに生きていきましょう。
皆様、良いお年をお迎えください。
また、来年も座禅会をよろしくお願いいたします!


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