座禅会 ありのままの心で
淡侘助(ツバキ)
3月に入り暖かくなってまいりました。
境内の椿も次々に開花しております。
さて、第2土曜日の8日には、坐禅会が開かれ、10名様がご参加くださいました。
参加者の皆様、ありがとうございました!
25分の座禅を2セットして、茶話会。
このたびも、やまだ屋さんから施菓をいただきました。
いつもありがとうございます!
茶話会の話は、禅宗の第三祖である僧璨禅師の「信心銘」の言葉について。
「至道無難(しいどうぶなん) 唯嫌揀択(ゆいけんけんじゃく)」
道に至るのは難しいことでは無い。唯だ、揀択を嫌う。
仏の心、悟りというものは難しいもんではない。ただ、取捨選択さえしなければよいと言われています。
私達は、今まで積み上げてきた経験によって、様々な判断をします。
その判断の中で、好きとか嫌いといった物事を二つに分けるという分別心が出てくるのです。
好き嫌いとか良い悪いとか、物事を二つに分けて考えることで、私達の心にこだわりや偏りが生まれます。
好きなものに執着し、嫌いなものを忌み嫌う、といった感じで心が休まりません。
ですから、好き嫌いといった分別をする心が出てきたら、一つ深く呼吸して、「無ー」「空ー」と心の中で唱えてみてはいかがでしょうか。
心が落ち着き、好き嫌いで分けていた時には気づかなかったこともよく見えてくるでしょう。
先入観や偏見、分別する心を差し挟まずに、ありのままの心で人とも接していきたいものですね。
このようなお話をいたしました。
来月の坐禅会もどうぞご参加ください。
心よりお待ちしております!
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