座禅会 大きな誓願を持って生きる

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11月を迎えましても、日中はまだ暑さを感じる日々が続いております。

朝は肌寒く感じるようになり、寒暖差のためか、紅葉がすすんでまいりました。

境内のドウダンツツジがきれいに紅葉しております。

さて、本日は、第2土曜日で、恒例の座禅会を開催いたしました。

今回は、初参加の方、2名を含め、16名の方がご参加くださいました。

たくさんの方、ご参加いただきまして、ありがとうございました!

25分の座禅を2セットした後、お話をさせていただきました。

本日のお話は、四弘誓願のお話。

四弘誓願は、菩薩(仏様になるために修行する人)が持つ、四つの広く大きな誓い願いの文です。

お釈迦様のような素晴らしい心になるには、この四つの誓願を持ちましょうということです。

一つ目は、「衆生無辺誓願度」

苦しみ悩む人々は数えきれないほどいるけれど、誓って救うことを願う。

自分さえ救われればいいという出発点ではいけません。

自分だけでなく、他の人も苦しんでいる、皆が救われますようにという心が出発点です。

二つ目は、「煩悩無尽誓願断」

自分を苦しませる貪り怒り愚かさの心は尽きることがないけれど、誓って断ち切ることを願う。

皆が救われるようにという目標を立てスタートし、まずやることは自分をととのえることです。

自分自身の心がまず安らかでないと、他の人の心を安らかにはできません。

三つ目は、「法門無量誓願学」

この世の真理を説く教えは、数限りなくあるけれど、誓って学ぶことを願う。

お釈迦様が説かれた教えは沢山あります。私達の「心」について教えを学ぶと心が安らぎます。

又、今の世界を学ぶには、テレビ新聞を鵜呑みにせず、自分で情報を集め学ぶ必要があります。

四つ目は、「仏道無上誓願成」

お釈迦様のような心になる仏の道はこの上ない道だけれど、誓って成し遂げることを願う。

昔のインドの仏道修行者は、お釈迦様のように素晴らしい方は、過去に修行者として何度も生まれ変わりながら修行を続けられたのだと考えました。

今回の人生でお釈迦様のような素晴らしい心になることはできないかもしれません。

しかし、来世以降、何度も生まれ変わりを続けても、素晴らしい心になれるように精進します。

以上の四つの誓願を持つことが大切です。

皆がお釈迦様のような自分自身の心は穏やかで全ての人や生き物を慈しむ心を目標として、

まずは、自分自身の心をととのえながら学び続け、他の人を思いやることも忘れないで、

今回の人生ではお釈迦様のようになれなくても、来世以降も、誓願を持ち続けていけばいい。

そんな大きな大きな誓願を持って、生きていきたいですね。

このような話をいたしました。

お話の後、参加者の皆さんには、お茶とお菓子をお持ち帰りいただきました。

来月からは、ストーブを入れまして開催いたします。

上着やひざ掛けなどをご用意して、ご参加いただいて大丈夫です。

来月の座禅会も是非ご参加ください!

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