座禅会 雪の季節に気づいたこと

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新年を迎え、一段と寒さが厳しくなり、雪もちらつく季節となりました。

観音寺の境内もすっかり雪景色となっております。

さて、本日は、毎月恒例の第2土曜日の坐禅会が開かれました。

今月は、初参加の方3名を含め、15名の方がご参加くださいました。

厳しい寒さの中、お越しいただきまして、ありがとうございます!

そして、いつものように25分の座禅を2セットして、茶話会です。

本日の話は、禅語「雪後始知松柏操 事難方見丈夫心」(虚堂録より)の話。

雪後(せつご)始めて知る 松柏(しょうはく)の操(みさお)

事難くして 方(まさ)に見る 丈夫の心

松と柏は常緑樹を指し、常に緑色をたたえています。

操とは、常に変わらないこと、自分の意志を貫いて誘惑・困難に負けないこと。

丈夫とは立派な人物のこと。

雪の季節になってみて、常緑樹の常に変わらない姿から、その強さ・美しさを初めて知る。

困難な事にぶち当たった時に、その人の本当の姿・心の本質が見えてくる。

周りに影響されすぎて、自分自身を見失うことがあります。

しかし、今の自分を信じて、しっかり地に足をつけてつとめていくことが大切だと思います。

今年一年もしっかり頑張っていきたいですね。

このような話をいたしました。

本年も坐禅会をよろしくお願いいたします!

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4 Responses to “座禅会 雪の季節に気づいたこと”

  1. はひ より:

     すばらしい禅語をありがとうございます。肝に命じておきたいと思います。当たり前のことがなかなかできないものですね。毎回、法話や禅語を楽しみにしております。
     本年もよろしくご指導をお願いいたします。

    • 副住職 より:

       座禅会のご参加ありがとうございます。
       周りが良く見えてしまうと、自分のすべき当たり前のことが当たり前にできなくなってくるものですね。
       そんな時に、我に返らせてくれる言葉、季節に合った禅語など、お話ししていきたいと思っております。
       本年もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. そら より:

    初めての座禅会ではじめは緊張していましたが、丁寧にご指導頂きありがとうございました。
    終わった後はとても清々しい気持ちになりました。
    また参加させてください。

    • 副住職 より:

      お寒い中、座禅会へご参加いただき、ありがとうございました。
      参加されてみて、気分がすっきりされたとのこと、良かったです。
      また、是非ご参加ください!

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