座禅会 自分ひとりに克つ

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12月に入り、紅葉の季節も終わり、今年もあとわずかになりました。

境内では、早咲きの椿が咲き始めております。

さて、本日は、第2土曜日恒例の座禅会がございました。

初参加の方、8名を含め、17名の方がご参加くださいました。

年末の慌ただしい中、ご参加いただき、ありがとうございました。

そして、いつものように25分の座禅を2セットして、茶話会です。

本日の話は、沢庵和尚の話。

沢庵和尚は江戸時代初期の禅僧です。

徳川家光公や柳生宗矩公とも親交がございました。

食事がすすまない家光公に、大根の漬物の食事をお出しし、非常においしかったので、この漬物を和尚にちなんで、「たくわん」と名付けたとも言われます。

そんなことでも有名な沢庵和尚のもとで、剣術の達人であった柳生宗矩公は、剣術を極めるため 禅の修行をしました。

そして、沢庵和尚に禅の境地を認められて、宗矩公は、「ついにこの自分ひとりにかつことができた。」と話したそうです。

剣術において、相手に勝つことより、自分に克つことが大事なんですね。

剣術以外においても、自分の雑念妄想があると、それに心が負けてしまうことがあります。

しかし、それに負けずに、自分の信念を強く持って頑張っていくと、思った以上に頑張ることもできます。

私達も、雑念妄想を捨て切って、活き活きとした自分で、頑張っていきたいですね。

このような話をいたしました。

本年も坐禅会へのご参加ありがとうございました。

来年も坐禅会をよろしくお願いいたします!

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