座禅会 自分の花を咲かせる
4月に入り、お花見の季節となりました。
境内では、陽光桜がよく咲いております。
さて本日は、第2土曜日で毎月恒例の座禅会が開かれました。
初参加の方4名を含め、25名のご参加をいただきました。
小雨が降る中、ご参加いただき、ありがとうございます!
座禅会では、25分の座禅を2セットしまして、茶話会となりました。
本日の話は、お釈迦様のお誕生日にあたるということで、誕生された時のお言葉。
「天上天下唯我独尊(この世界で、ただ、我ひとり尊し)」について。
今まで、周りを気にしすぎて、自分自身を活かしきれなかった自分。
坐禅をして、今の自分をしっかり見つめていく時間をとると、変わってきます。
外ばかり見ずに、内にある自分をしっかり見つめるのが禅の教えです。
この世界で、他の人と比較しない、たった一人の自分を一生懸命生きていく。
そんな時に、「唯我独尊」と気づける時が来るんじゃないでしょうか。
遅咲きでもいいので、自分の花を咲かせて、日々を過ごしたいですね。
そんな話をいたしました。
来月も是非、坐禅会にお越し下さい!
煩悩がじゃまをして、なかなか自分の花を咲かせることが難しいものですね。少しでも咲かせることができるようにしたいと思います。
自分の花を精一杯咲かせるのは、人間には簡単なことではないですね。
色々迷った挙句に、何かがきっかけとなって、今までの自分が変わるのかもしれませんね。
人間の煩悩妄想は尽きることはありませんから、それを相手にせず、今の自分を精一杯生きていく禅。
静かな坐禅時の「静中の工夫」と日常活動時の「動中の工夫」の両方を私も続けていきたいと思います。