座禅会 足ることを知れば

11月に入りまして、朝晩が一層冷え込んでまいりました。
境内のドウダンツツジの紅葉も一段と色づいております。

さて、 本日は、毎月第2土曜日恒例の坐禅会が開かれました。
初参加の方、6名を含め、15名のご参加をいただきました。
ご参加いただきまして、ありがとうございました!
いつものように、25分の坐禅を2セットしまして、茶話会です。

本日の話は、 江戸時代の禅僧、仙厓和尚の話。
仙厓和尚は「博多の仙厓さん」と呼ばれ、庶民に親しまれました。
仙厓さんは、庶民にも、禅の心にもっと親しんでもらいたいと願い、ユーモラスな絵を描き、賛をつけました。
仙厓さんは、七福神の恵比須さんとフグの絵を描いて、こんな賛をつけました。
足ることを知ればこそあれ福の神 福を釣ったら鯛はなくとも
足ることを知ればこそあれ福の神 二つ鯛つる恵比須なければ
鯛と釣り竿を持った姿でおなじみの恵比須さんを題材に、庶民に知足の心を伝えています。
自ら少欲知足の生活を送り、安らかに日々を過ごした仙厓さん。
少欲知足の心で安らかに日々を過ごしたいですね。
このような話をいたしました。
また、来月の座禅会に是非ご参加ください!
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