座禅会 みんな独坐大雄峰
6月に入りまして、日中の暑さが厳しく感じるようになりました。
境内のあじさいも少しずつ開花しております。
さて、本日は、毎月第2土曜日恒例の坐禅会が開かれました。
初参加の方を含め、20名のご参加をいただきました。
たくさんのご参加、ありがとうございます!
いつものように、25分の坐禅を2セットしまして、茶話会です。
本日の話は、百丈禅師の言葉について。
中国、唐の時代の禅僧、百丈禅師の言葉に 「独坐大雄峰」 があります。
ある時、一人の僧侶が尋ねました。
「この上ない有難いものは何ですか。」
すると、百丈禅師は答えました。
「わしがここに、こうして坐っていることだ。」
百丈禅師がいたのは、大雄山、別名百丈山という所。
独というのは、「ひとり」というよりも「この私が」。
「今」という時を「ここ」という場所にいる「この自分」がしっかりと生きていること、これ以上に有難いことはない。
このように百丈禅師は答えられたと思うんです。
あの時ああすれば良かったとか、あの人がうらやましいとか、このような妄想が働くと、今の自分が不幸せに感じます。
ですから、今をしっかり生きれることは、本当に幸せなこと、有難いことではないでしょうか。
今の自分をしっかり生きれることを有難いと感じながら、毎日過ごしていけば、充実した毎日、素晴らしい人生につながるように思います。
私達、一人一人が「独坐大雄峰」と言えるように、今をしっかり生きていきたいですね。
このような話をいたしました。
今月16日から来月7日まで、あじさい祭りです。
初日は、虚無僧行列と尺八献奏、涅槃図公開がございます。
そして、来月の坐禅会は、第2土曜の13日です。
また、どうぞご参加ください!
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